乃木坂のコールについて

ここ最近、乃木坂のライブでのコールが様々な議論を呼んでいます。

そこで今回は乃木坂のコールのあり方について考察していきたいと思います。

 

 

 


まず、そもそもライブに参加している人は全員同じ金額を払ってチケットを買って入場しています。また、コールはアイドルのライブを見る上でれっきとした文化として存在します。 

 


故に、当たり前のことではありますが


「コールを打ちたい人にはコールを打つ権利が、コールを打ちたくない人にはコールを打たない権利があり、また双方の権利は絶対に侵害してはならない」


ということは誰でも分かるはずです。

 


しかし人々は、ライブの高揚感に包まれると、自分の価値観にしか目が向かなくなり、コールを打ちたくない人は打たないことを周りに強要し、コールを打ちたい人は打つことを周りに強要しようとします。

 


たしかに一部のコールはライブの妨げになりうるし、一方でコールを全員で打つことで生まれる一体感も無視できません。

 


しかし、アイドル文化の良さはなんといっても自由なところにあるのです。


例えば、楽曲の面では、アイドルがポップを歌おうがロックを歌おうがテクノを歌おうが許されるという文化の一側面が、アイドルの楽曲性を豊かにしています。


同様にライブを楽しむヲタク側からしても、アイドル現場の楽しみ方に決まりはなく、コールを打とうが、振りコピをしようが、地蔵で聴こうが、ある程度は許されるという点が、アイドルのライブを多くの人が楽しめる要因の1つであると考えます。

 


その自由を制限して一体誰が得するというのでしょうか。そんなのはただの自己満足に過ぎません。

 

 


一部の乃木ヲタはしばしば排他的になる傾向があります。


日本のトップアイドルを推しているというプライドがそのような言動を生み出しているのでしょうが、トップアイドルを推しているからこそ、他文化に寛容になり、それら全てを取り込んでいくことで、乃木坂がより上のステージへ進めると同時に、日本のアイドル文化全体が発展していくのではないでしょうか。